私の恋の相手は幽霊くん。
取引先について、
さっそく、会議室に向かう。
どうしてさっき、あんなことを。
「失礼します」
その言葉とともに、私は私情をシャットダウンした。
「佐藤さん、お久しぶりです」
「あぁ、坂上くん。
それに松永さんも」
「本日はお話をするべく、こさせていただきました」
「あのことか。
私としては別に構わんよ。
あの時、ちょっとかっとなってしまったんだ」
まぁ、座って、と言われて私は
篤真とも、佐藤さんとも距離をおいて座った。
篤真はドキドキしちゃうし、
佐藤さんはセクハラしてくるからだ。
今回もそれ。
セクハラに切れた社員に礼儀がなっていないと。
そう、電話を入れてきた。