私の恋の相手は幽霊くん。
「なんですか?」
「いいのか、体をうって」
「今までも飲んだことはあります。
佐藤さんは大丈夫ですよ?」
実際はすごく怖い。
何をされるのかわからない。
今まで飲んだことある、なんて嘘だ。
「佐藤さんは私を孫みたいに思っています。
そんなに険しくならなくてもいいですから」
そう言って、私は駐車場まで歩いていった。
篤真がついて来ているのかはわかんないけど。
心配してくれるのは嬉しいけど。
「家まで送るよ」
「でも…」
「なら、どっか行く?」
仕事前に言われた言葉。
「今日はゆっくりできないとおもうんで
今度に回してください」
一緒にいれるのなら、長い方がいい。
「わかった。
なら、家教えて」
「あ、はい」