私の恋の相手は幽霊くん。
そういうと、
ぎゅっと抱きしめてくれた。
あったかい。
それだけで落ち着ける。
まだ、付き合って2日目だよ?
もう、こんなに。
お互いを求めてしまってる。
「俺、めっちゃ幸せ者だな」
「え?」
「好きでいてくれる人がいるから」
「そうだね」
「けど、ゆあが思ってる以上に
俺、ゆあのこと愛してるからね」
そう、耳元で言うからくすぐったくて顔を背けた。
「ゆあ」
「ん?」
「ゆあのすべてを俺にちょうだい」