私の恋の相手は幽霊くん。
別に結婚に急いでるわけではない。
今は仕事に集中したい。
「ま、どーせ、あと1年くらいで結婚してんだろ」
そう、愁が言った。
「凛子が急かす話じゃない」
「そう、だけど…」
しょんぼりする凛子はなんだかかわいい。
愁に弱いところは変わんないなー。
「ごちそうさまでした。」
ご飯も食べ終わって私はもう一度夢叶くんを見た。
「んじゃ、帰ろうかな」
「明日も仕事だもんね」
「そうそう」
「んじゃ、また来てね」
「うん!」
私たちは帰るしたくをして玄関に行った。