私の恋の相手は幽霊くん。
先輩のパスタはほんとにおいしくて。
今日の事件なんか流れてしまいそう。
「いつでも来なよ」
「はいっ」
「…あたしでよければいつでも聞くから。
ってか、家にいても暇だし相手になってよ」
頷くと、微笑んで頭をなでてくれた。
「食べ終わったら、佑樹に送ってもらいな」
「いや、一人で帰れます」
「危ないでしょ」
「でも、疲れてると思うし…」
そういうと、となりでため息。
ほら、疲れてる。
「帰るならかえるで早くしろ」
そう言って部屋に行ってしまった。