私の恋の相手は幽霊くん。


「山田さんがさ!
なんでもしていいって言ってくれたんだ」


「…っ」


「俺は体を、心を分け合いたい」


気持ち悪い。


そう、思った。


そして、ゆっくりと体のラインを指でなぞる。


やだ。

やめてよ。


「篤真…っ」


「部長は知らない」


「助けてよ…」


「誕生日プレゼントだね」


抵抗しても抵抗しても、
行為はどんどん進行して行って。


全てが露になっていた。


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