私の恋の相手は幽霊くん。


海の近くにあるホテルに泊まる私たちは
ここの更衣室を使っていた。


「お待たせ」


上からパーカーを着て篤真の所に駆け寄った。


「行こ」


「うんっ」


そう言って数分歩くと、
目の前に綺麗なビーチが見えた。


「はやくいこー!」


私は篤真を引っ張って、
海の中に入っていった。


「ちょ、濡れる」


荷物を掲げて、篤真は止まった。


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