私の恋の相手は幽霊くん。
「さっきはいい反応ありがと」
そう言って入ってきた彼。
身長は私の20センチくらい高い。
「あの…」
「もう、慣れた?」
「それはないです」
「それは残念」
そう言ってくすっとわらう。
「俺の名前は坂上 篤真。幽霊だ」
「ゆ、ゆゆゆゆゆゆ」
「あまり騒ぐと、また親に言われるよ」
私はあわてて口を手で抑えた。
「君、名前は?」
「えっと…松永結愛です」
「ゆあ、か」
「…はい」
「俺、ゆあに頼みごとがあってきたの」
「私に?」
「そうだよ、君に」
なんだろうか?