私の恋の相手は幽霊くん。


部屋に帰ってきても涙は止まらない。


夜で良かった…。


もう、篤真は来ない。


なぜ、私は泣いてるんだろう。


普通泣きたいのは…愁でしょ?


「ほんと…性格悪…」


ベッドに潜って、
ただぼーっとしていた。


何も考えず、ただ青くなった手首を見つめていた。


「ゆあ?」


「え?」


窓をみると、そこには篤真がいた。


< 69 / 255 >

この作品をシェア

pagetop