私の恋の相手は幽霊くん。


その後も、凛子のノロケを聞いた。


そして、晩ご飯を食べて解散した。


「ただいまー」


「あ、おかえりなさい」


すぐに、自分の部屋に行く。


案の定、篤真が待っていた。


「おかえり」


そう、笑顔で迎えてくれる。


「ただいま」


それに笑顔で答える。


それは今では日課になった。


「いつ、会いに行く?」


そう、私が聞くとんー、と悩み始めた。


「年を跨いで行こう。
冬は遊びたいと思うしさ」


「んー、」


クリスマスイヴは凛子と愁はデートだし。


私はオフ。


その後も、特に予定はない。


ただ、女子会をする事くらいしかなかった。


「別に空いてるよ?」


「いや、いいよ」


「そう?」


「俺も…心の準備欲しいし」


「わかった」


< 75 / 255 >

この作品をシェア

pagetop