私の恋の相手は幽霊くん。
その後もずっと話した。
そして、たくさん知った。
弟がいること。
動物が大好きなこと。
女子には興味がないこと。
バレンタインデーが嫌いなこと。
ずっと、ハンドボールをやっていたこと。
他にもたくさん。
なんだか、距離が近づいたような。
そんな、気持ちがした。
「んじゃ、また明日」
「うん、また明日」
「…ゆあ」
「ん?」
「明日はゆあのこと教えて」
そう言って、篤真は消えた。
そう、言われただけなのに、
寝れなくなるほど嬉しいなんてやばいよね。
こんなにも、好きみたいです。