愛のガチ契約
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「はぁ?何、あの雲…っ??!」

飴子は前に見える遠くの空に浮かぶどす黒い雲を見ると更に足を速く動かした。


「遅刻の上に雨にうたれるなんて最悪だし」

飴子はやっと裏門まで到着した。

門の下で軽く呼吸をすると飴子は昇降口へ足を走らせた。





だがとっくに
朝のホームルームは始まりを告げていた。

遅刻決定は免れない。
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