先生に会いたい
そして、桜が教育実習生として俺の元へ戻ってきた。
出会い、そして別れた、この場所で…。
俺は、朝一で校長室へ向かった。
「校長、朝からすいません。教育実習生の平本桜のことなんですが、俺の教え子だったんです。できたら俺が色々教えてやりたいんですけど…。」
「ああ、そうだったのかね!城島先生の頼みなら、聞かないわけにはいきませんね。」
校長は笑顔でそう言った。
校長には、結構かわいがられてる俺。
「ありがとうございます!」
桜が担当になってた3年4組は、沢崎先生のクラスだった。
沢崎先生は俺から見ても結構かっこいいし、不安なんだって…。
つーか、やっべぇ…ニヤける。
朝礼は、ニヤけそうになるのをこらえるのが大変だった。
桜のあの、びっくりした顔。
かわいすぎ。