先生に会いたい
「今日、朝練だからさ。桜も早いじゃん。」
先生は大きく伸びをして、私を見た。
すると、いきなり真剣な顔になり、先生は黙って私に近づいて来た。
先生の顔が、どんどん近くなる。
キス…!?
思わず目を瞑ったら、おでこに温かい感触。
「熱いな…。」
そう言って、先生が私のおでこに自分のおでこをくっつける。
目が合っただけで、私の異変に気づいた先生。
ドキドキ…。
「ったく、無理して…。保健室行くか?」
「いや!先生の授業、見たくて来てるんだもん…。」
私がそう言うと、先生は私を抱きしめた。
「それ以上かわいいこと言うな…。スイッチ入るから!」
スイッチって、何のスイッチ!?
「なんならさぁ、俺にうつしちゃってもいいけど?」
先生が、ニヤリと笑う。
私は『エッチ!』って、先生の腕を叩いた。