先生に会いたい
先生の傷
先生の腕の中で目を覚ました。
時計の針は夜の7時をさしていた。
先生は私を抱きしめながら、隣で寝息をたてて寝ていた。
長いまつげと寝顔がかわいくて、思わず先生の唇にキスをした。
疲れたんだね。
先生が起きないようにそっとベッドを抜け、キッチンへ向かった。
料理はあまり得意ではないけど、いつかお母さんに教わったパスタを作ることにした。
先生のために料理を作ることができるなんて、こんなに幸せなことはない。
おいしいって、言ってくれるかな。
もっと好きになってくれるかな。
そんなことを考えながらパスタを茹でていた、その時。
後ろから、ぎゅっと抱きしめられた。