先生に会いたい
お母さんの様態も大分落ち着いて、先生にメールを打った。
返事はすぐに返って来た。
【それならよかった。大変だと思うけど、お母さんのことしっかり支えてやれよ。何かあったらいつでも俺のこと頼って来ていいから。】
くじけそうになった時は、このメールを見て頑張るよ。
頼りすぎちゃいけないけど、私の唯一頼れる人だから。
先生を心の支えにして、頑張るから。
おじいちゃんやおばあちゃんが、遠くから来てくれた。
くるみも心配して電話をくれた。
お母さんは、『桜にあんな姿を見せちゃってごめんね。ショックだったよね。城島先生に本当に感謝しなきゃね』と、涙目で私に言った。
お母さんの支えは、私。
私の支えは、先生。
でも、私はまだまだ不安定だから、もっとお母さんのことを支えてくれる人が現れることを願ってる。
お母さんの幸せを、いつも願ってるよ。