キミが好き…
第5章☆
俺は重い足取りで学校へと向かった。
校門の前に見たことある奴がいる。
ー空也の元カノー
「お前、まだ俺に何か用あんの?」
「あ、光希くん!少し話できない?」
「別にいいけど。」
「じゃあ、公園行こ?」
「あぁ。」
俺は、こいつについていった。
もちろん一言も話をすることはなく。
公園について最初に口を開いたのはこいつだった。
「ねぇ、空也って今彼女いる?」
「は、空也?」
「うん…」
「何で今更、空也なんだよ」
「私ね、やっぱり空也が好きなの…」
「それさー、空也に言えば?」
「私と話してくれると思う?」
「話してくれんじゃねーの?」
「そっか。じゃあ、空也に来てって伝えて?」