キミが好き…
第6章☆
俺は次の日、空也に聞いた。
やりなおしたこととか全部話してくれた。
今度こそ頑張れよ。
「光希」
「あー?」
「お前、沙那好きだろ?」
「…は?何言って」
「バレバレなんだよ、お前」
「…俺は、好きだよ」
「告んねーの?」
「告んねーよ」
「なんで?」
「あいつは、俺を見てないからだよ」
「そんなんわかんねーじゃん」
「わかるんだよ。」
「じゃあ、一体誰を見てるわけ?」
「…お前だよ」
「ん?何て言った?」
「なんでもねーよ。もうこの話おーわり!」
「でも俺、沙那はお前のこと好きだと思うぞ?」
「そーだといいな…」
空也…。
好きな奴と付き合えるってすごい幸せなことだ。
お前は幸せになれよ?
絶対に好きな奴、手離すなよ?