キミが好き…
第6章☆

俺は次の日、空也に聞いた。

やりなおしたこととか全部話してくれた。

今度こそ頑張れよ。


「光希」

「あー?」

「お前、沙那好きだろ?」

「…は?何言って」

「バレバレなんだよ、お前」

「…俺は、好きだよ」

「告んねーの?」

「告んねーよ」

「なんで?」

「あいつは、俺を見てないからだよ」

「そんなんわかんねーじゃん」

「わかるんだよ。」

「じゃあ、一体誰を見てるわけ?」

「…お前だよ」

「ん?何て言った?」

「なんでもねーよ。もうこの話おーわり!」

「でも俺、沙那はお前のこと好きだと思うぞ?」

「そーだといいな…」


空也…。

好きな奴と付き合えるってすごい幸せなことだ。

お前は幸せになれよ?

絶対に好きな奴、手離すなよ?
< 24 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop