キミが好き…
「ありがとう。でも…ごめんね。私、付き合ってる人いるから」
「知ってる。光希とかゆう奴だろ?」
「うん。だから、ごめん」
「俺、それでも沙那が好きなんだけど」
「でも、私は光希が好き」
「諦めねーから。俺」
「私たち、別れないよ?」
「それでもお前を好きでいる」
「…好きにして。私友達のこと待たせてるから。もう行くね?」
「じゃーな」
俺は、沙那が行ったのを見て教室へと歩き始めた。
すると、あの男に話しかけられた。
「お前が光希?」
「…そうだけど、何?」
「沙那と別れねーの?」
「別れねーよ。」