キミが好き…

いつもなら空也と帰るのに今日は1人。

「はぁ…。つまんねーな。」

俺の家は、学校から近いから別にいいけど。

普段はうるさいと思う奴だからこそ
いないと寂しいと思ってしまう。

「光希ーっ!」

知らない女の声。誰だよ…。
俺が振り向かないでいると女は
俺の腕を掴んできた。

「っ⁈…離せよ」

「えー、どうしてー」

「うざいから。俺、お前のこと知らねーし。」

「知らなくていいから、遊ぼ?」

「は?そんな気分じゃねーよ」

「お願い!今日だけ!」

「無理。だいたい何で俺のこと知ってんの?」

「そりゃあ、イケメンだし。同じ学校ならみんな知ってるでしょ」

「あっそ。じゃーな。」

「光希ーぃ」
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