キミが好き…
side:沙那
今日は友達と遊ぶから光希の誘い断っちゃった…。
てか、忘れ物しちゃった。急がないと…。
私が教室から出ると1人の男子がいた。
誰?こんな人知らないんだけどな…。
その男子は私に近づいてきた。
「君…沙那でしょ?」
「え、そうだけど…。」
「俺ずっと沙那を見てた。俺、お前が好き」
私のことが好き?無理だよ。
私は光希が好きなんだから…。
光希しか好きじゃないよ。
絶対に光希を離したくない。
この学校の中には何百人もの人がいる。
その中でたった1人を選んだ私は、後悔してないよ。
光希が運命の人って信じてるから…。
これからもずっと側にいてほしかった。
「俺らさ、1回別れよっか」