キミが好き…
第11章☆
沙那と別れてからもう何日たっただろう。
いつになっても俺から沙那は消えない…。
消したくなんかねーよ。
だって、俺はまだ好きだから。
沙那は拓人と仲良くなる一方だ。
自分から手離したくせに2人を見てると異常に腹が立つ。
「え、あの2人付き合ってるの?」
「らしいよ。昨日友達からきいてさっ!」
…あいつら付き合ってんの?
今更、嫌だなんて言わねーから。
戻ってこいなんて言わねーから。
もう…沙那が幸せならそれでいいから。
俺は、お前の幸せを願うよ。
「おい!光希!」
「空也…」
「お前、ちょっと来い。」
俺は空也に屋上につれて来られた。