キミが好き…
第3章☆

最近、俺は1人でこの道を通る。

空也が毎日毎日デートだからだ。

ここは人があまり通らない。だから…

「光希?」

この声…。

俺のココロを震わせる。

暖かくさせる。愛しくさせる。

…好きが溢れる。

「…沙那」

「久しぶりだねっ!」

「あぁ。だな」

「またかっこよくなったんしゃない?」

「そんなことねーよ。」

「そう?まあいいけど。」

「それよりお前、何でここにいんの?」

「あ、あのね。私、光希と同じ学校行くことになって。」

「は⁈それまぢで言ってんの?」

「うん。明日から行くから、よろしくね!」

「おぅ。じゃあ、また明日な?」

「ばいばいっ。」

嘘だろ?

俺は好きなんだぞ?

どうしろって言うんだよ…。
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