将来の彼氏様


その声で私の目は一気に覚める。


「な、なななななんで、貴方がここにいるんですか!!?」

「いや、ほら美憂さ昨日俺の言ったこと信じてなかっただろ?だからほら、これ」


そう言って男の人が私に一枚の写真を渡してきた。


「それ、来年の俺ら」


そこに写っていたのは楽しそうに笑っている高校生くらいの男女。


男の方は、どう見ても目の前のこの人。

女の方は・・・今の私と全く同じ顔。


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