将来の彼氏様


「だから、無理です!!てゆーか、嫌です!!」

「そんな事言わないでさー」


男たちの一人が私の手を掴む。


「ちょ、放してくださ」

私が放してと言おうとしたとき、

「美憂!」

誰かに名前を呼ばれて私は、くるっと振り返る。


え、誰??


後ろに立っていたのは、知らない男の人。

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