将来の彼氏様


「あの・・・」


しばらく歩いて、私はぶつぶつ文句を言っている男の人に話しかける。


「なに?」


そう言いながら男の人は足を止めて私の方を向いた。


「えっと、ありがとうございました」


変な人だけど、助けてくれたのかな・・・と思い、お礼を言った。


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