誰も信じない

「あ、経験なくても大丈夫。優しく教えるし、踊るとすっげー楽しいよ？」


「どうしよっかなー？ね、美穂、どうする？美穂？」


「え？」


「何、ボーっとしてるの？まったくー！(笑)」


「美穂ちゃんっていうんだ。どうかな？サークルに入らない？」


なぜ私は、この人の瞳から、目が離せないんだろう？



気づいたら、OKしていた。


「まったく。美穂はあの人に夢中らしいしー。(笑)」


「わかんないけど、吸い込まれそうな瞳だった。」


「それって一目惚れじゃないの？」


そうかもしれない。