誰も信じない
「晃一。ご馳走様でした。」


「いいよ。(笑) 気にしないで。さ、帰ろうか。」


「うん。」


車に乗って、私の家まで向かった。

車の中のBGMは、EXILEがかかっていた。


「僕、すっごい今幸せだなー。」


運転しながらつぶやいた晃一を見て、思わず私は微笑んだ。

窓から見える景色は、電気がキラキラ光っていて、まるで星空みたいだった。


「マンションの明かりを見ると不思議な感じがするね。」


「ん?何?」


私はマンションの明かりを見るのが大好きだった。






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