誰も信じない
私の家に到着した。


「じゃあ美穂、また会社でね。電話やメールするから。(笑)」


「うん。晃一、ありがと!」


晃一は手を振って、ハザードランプをチカチカさせてから帰って行った。



家に入ると、一人で淋しくなってしまう。

でも晃一を思い出せば、それだけで淋しさも薄らいでいくんだ。

もう新田さんを忘れなきゃ。



私はメイクを落としてから、部屋着に着替えてのんびり過ごした。



満たされた気持ちでいっぱいだった。







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