誰も信じない
待ち合わせの時間には、私が先に到着した。

バイクで新田さんが到着した。


「お待たせ!待った?」


「ううん。大丈夫。」


「何かあったか?天野さんと?」


何て言えばいいの?

どう切り出せばいいの?


「あ。俺の電話で天野さん、怒ってんだろ?あの人、仕事はめっちゃすっげーけど、恋愛はかなり不器用なのかもしれないな。」


私は苦笑いするしかできなかった。

当たってるだけに、何も言えなかった。









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