誰も信じない
私の顔を見た新田さんが、急に笑顔になった。



!!!



気がついたら、私は新田さんの胸の中にいた。


「こうしていると安心するだろ?不安も消えるだろ?大丈夫だから。俺がそばにいる。」


苦しいよ。

新田さんに『さよなら』を言うために、会う約束をしたのに。



でも言わなくちゃ。

傷つけない方法は、





おそらくないのかもしれない。







< 406 / 507 >

この作品をシェア

pagetop