誰も信じない
新田さんの胸の中は、とても心地よかった。

抱きしめられて、すっごく安心したんだ。

やっと本音を言えたのもあったのかもしれない。



でも、

罪悪感はなかなか消えてくれなかった。

新田さんに抱きしめられているのに、私の頭の中は晃一のショックを受けた表情が消えなかった。




さようなら、晃一。

ありがとう、晃一。








< 415 / 507 >

この作品をシェア

pagetop