誰も信じない
「しょうがねーなー。(笑)」


少し呆れた表情で、一樹が私を見る。

きっと『太るぞ』って思っているんだろうなー。

最近スポーツジムは行ってないけど、自宅で筋トレするからいいもん。


「おっちゃん!あんみつ二つ!」


「あいよ!」


ふと目が合った時に、一樹が微笑んだ。


「どした?」


「どうせ『太るぞ』って思ってるんでしょ。」


私の言葉に、一樹は答えずにただ微笑むだけだった。








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