誰も信じない
しかしお昼休みは短い。

あっという間に時間が来てしまった。


「俺はこのまま営業に行くからいいけど、美穂は戻らなきゃいけねーんだろ?」


「うん。」


「じゃあ、また後で。」


私は会議室を後にして、自分の席に戻った。



一瞬だけ、晃一と目が合った。

晃一も私に笑顔を向けてくれた。



私ってどうかしているのかな?

最近は一樹の笑顔でもときめくけれど、晃一の笑顔でもときめくんだ。

二人とも違った魅力を持つ人。




私、二人とも好きなの?








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