誰も信じない
携帯を変えること。
ただ番号やメアドを変えるんじゃない。
思い出が詰まった携帯とも『さよなら』をするの。
こうして私は、まるで晃一も一樹も存在していなかったかのように、思い出してしまう物を排除していった。
思い出すと、傷つけてしまった罪悪感で苦しくなるから。
あの時の晃一の顔を、声を思い出すから。
あの時の一樹の顔を、声を思い出すから。
ただ逃げてるだけってわかってる。
それでもいいの。早く苦しみから解放されたいから。
携帯を買い換えた。
新しい携帯には、晃一や一樹の思い出も面影も何にもない。
あんなに温もりを感じていたのに、こうして新しい携帯を手に取ると、何て冷たいの?何て無機質なの?
ただ番号やメアドを変えるんじゃない。
思い出が詰まった携帯とも『さよなら』をするの。
こうして私は、まるで晃一も一樹も存在していなかったかのように、思い出してしまう物を排除していった。
思い出すと、傷つけてしまった罪悪感で苦しくなるから。
あの時の晃一の顔を、声を思い出すから。
あの時の一樹の顔を、声を思い出すから。
ただ逃げてるだけってわかってる。
それでもいいの。早く苦しみから解放されたいから。
携帯を買い換えた。
新しい携帯には、晃一や一樹の思い出も面影も何にもない。
あんなに温もりを感じていたのに、こうして新しい携帯を手に取ると、何て冷たいの?何て無機質なの?