誰も信じない

愛理との距離が遠く感じて、すっごく淋しくてたまらなかった。

だから思い切って、学と付き合っていることを話した。


「愛理。話があるんだ。」


「なに？」


「あのね、私、上原先輩と付き合ってるの。二人っきりの時は『学』って呼んでいるんだけどね、時々しか会えないけど付き合ってるの。」


しばらくして、愛理が口を開いた。