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「それっ!」


ひとりの場合はできることが限られてくる


私の場合はほとんどが素振りになってしまう


「………っ…ハァハァ…ッ…」


上がった息を整え持っている木の棒に目をやる


客観的に見て刀と長さは変わらない


「…私が練習してるのは自分の身を守るためであって…人を殺すためではない…」


何故か自分に言い聞かせてるように感じた


「………よしっ!もう一回素振りやりますかっ!」


勢い良く棒を振り上げた


「………っ…!?」


だけどその棒が下に下がることはなかった





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