俺たち男という生物(もの)は。





「…2年の林 聖菜です。」



ドキッ




「…ども。」

「林先輩、また来ますねっ‼」

「ありがとう。」




初めての感覚に
ただ俺は驚くことしか
できなくて。

こんなにも笑顔が
可愛いって思った人は
初めてで。


そっけない挨拶しか
できなかった俺の代わりに、
翔が笑顔で林先輩に
手を振った。



そして、図書館を
あとにした。






< 50 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop