俺は黒船☆お前の鎖国を解いてやる?!
次の日、


「東条さん、おはよう」


朝から爽やかな挨拶をする。


東条香織は一瞬だけ俺を見て、無表情のまま視線を戻す。


・・・・・。


上等じゃねぇか・・・・・。


こんなんで俺はヘコんだりしねぇぞ。


「おはようってば・・・・・あ、そうそう、部活は何にしたの?もう決まった?」


俺はさらに爽やかに、そして優しい声を出す。


「・・・・・どうでもいいじゃん。あんたに関係ない!!」


東条香織は早口でそう言って、席を立った。


相変わらずだな・・・・・。


俺は誰にも気づかれないくらいの小さなため息をついた。


「何、何???ため息??流星でも振られることあるんだぁ???」


その様子を見ていた、優太がニヤニヤしながら寄ってきた。


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