俺は黒船☆お前の鎖国を解いてやる?!
校庭の隅でストレッチを始める陸上部。


あいつは他のメンバーと何やら言葉を交わしながら、楽しそうにしている。


あいつが転入してきてから1ヶ月。


あいつにはクラスにも部活にも友達が沢山出来ていた。


友達に囲まれているあいつは、


本当にいつもニコやかで笑顔だった。


俺に見せる表情とは別人のようだ。


笑顔・・・・・カワイイじゃん・・・・・。


「若菜がさ、本人から聞いたんだって。男はうるさくて、しつこくて、うざいとか。調子にのってる男は特に最低だとよ!」


優太はそう言って、俺を指さした。


はぁ?????


俺?俺ですか?
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