俺は黒船☆お前の鎖国を解いてやる?!
「そっかっ・・・・・でもあたし諦めない。その子が流星君から離れていくまで待ってるから」


半分泣きそうな顔でそう言った女の子は、


小走りで廊下を駆けていった。


【その子が俺から離れていくまで】って・・・・・。


最初から離れてるから。


まだ何も始まってない・・・・・。


始まっているのは俺の気持ちだけだ。


「俺・・・・・なんで・・・・・あいつなんだ・・・・・あいつしか・・・・・ちくしょっ」


降り注ぐ雨の音でかき消されていった俺の独り言。


雨で洗い流してしまいたい・・・・・。


俺の中で始まった、


始まってしまった想い。


叶わない初めてのこの想い・・・・・。
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