俺は黒船☆お前の鎖国を解いてやる?!
それから2人で色々な話をしながら帰った。


笑い合って交わす言葉が増えるたび、縮まる2人の距離。


「高波君ってさ、思ってたより面白い」


「流星って呼んでよ」


「東条さんだってさ、思ってより天然じゃん」


「あたしも・・・・香織でいい」


2人の距離はこうして少しずつ縮めていけばいい・・・・・


お互いの笑顔が距離を埋めていく。


香織の話も沢山聞いた。


前にいた学校の話、友達のこと、家族のこと。


それからこの前俺に告った『怜未』という女の子が今、香織と仲がいい子だということ。


そして最後に、『引越し前の別れた彼氏』のこと。


その存在が香織をずっと迷わせていたということ。


香織は今もその元『彼氏』を忘れてはいないんだってことも伝わった。


苦しかったんだね。


今も苦しいんだよね?
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