未来GIRL
「で先生、私やっぱり死ぬの?」


先生は驚いた顔をしたあと、即座に否定した。


「そんなことないわ。頑張れば病気に勝てるの。今日はそれを伝えたかったの」


次に今後の治療法について説明を受けた。


私はただ黙って頷くだけだった。


十代の私に何がわかるというの?


難しい話されても、先生に託すしかないよ。


苦痛な時間が流れる。
< 154 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop