未来GIRL
「いつ? どこで? 誰に?」


うるさいので散歩に出かけた。


テレビに釘付けのユイは誘わない。


やってきた場所はユイと初めてデートした公園。


遊具の配置も、植えられた花の種類も、噴水から吹き出る水の色も、すべてあのときのまま。


なのに別物に見えるのはなぜだろう。


きっとミチルがいないせいだ。


オレの選択はたぶん、正しかった。


ユイの笑顔を見るとつくづくそう感じる。
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