未来GIRL
一方でミチルには大変な迷惑をかけた。


莫大な借金を彼女は一人で抱えたのだ。


何度訊いても「大丈夫だから」を繰り返すミチル。


その言葉に甘えたのだ。


ミチルは今頃、どうしてるだろう。


今頃って言い方はおかしいな。


まだミチルはこの世に生を受けてないのだから。


ミチルと会うことは二度とないだろう。


彼女がそう言ったのだから間違いない。
< 190 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop