未来GIRL
そして生まれたのがこの子。


つまり、シングルマザーの道を選んだの。


マモルはこの子の存在を知らない。


知るわけがない。


この子が生まれたのはマモルが死んだ数百年後なのだから。


ワタシはボスに泣きついた。


「星神マモルを未来に連れて来られなかったのは謝ります。でもその代わり、彼の遺伝子を授かってきました。おなかの子を立派なアスリートに育てて見せます。それまで待ってもらえませんか?」


女の子が生まれる確率はゼロだった。


なぜなら、ユイを担当した闇医者に産み分けの薬をまわしてもらっていたから。
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