未来GIRL
「じゃあ、そろそろ行くから」


床のリュックを拾い上げ、肩にかけると病室を後にした。


エレベーターに乗り、一階のボタンを押す。


「彼女、いい子じゃん」


「だろ?」


「でも、あのプリン食べたかったな。気いつかって出せっつうの」


「仕方ないだろ、病人なんだから」


「性格は悪くなさそうだね」


「ホレるのもわかるだろ」
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