未来GIRL
どう口火を切っていいか迷ってると、お冷で喉をうるおしたお母さんが重そうに口を開いた。


「実は・・・ユイの病状はあまり良くないんです」


そんな話だろうと予想してたけど、いざ聞くと、胸を掻きむしられる。


これまでの人生にないシリアスな時が流れる。


「さっき会ったときは、とても元気そうに見えたけど」


そう声を絞り出すのがやっとだ。


「私もまさかの心境です。つい最近まで元気にピンピンしてたのに」


お母さんは泣き顔を見せたくないのか、視線を真下に落とした。

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