最恐少女 ~伝説の修羅再び~



「…おせえよバカ」







支度をして黒竜の倉庫に到着したのは、お日様が最高潮を迎え沈み始めようとしたときだった





到着するなり入り口には呆れたようにオレを待つ爽の姿が。





「…悪ぃ」




オレの言葉にハア~と軽くため息をつく爽




「まあ、みんなとっくに話してんだけどさ。






…麻生のこと。」






ピクリ、と反射的に指が動いた






「そうか…」





軽く下を向くオレの肩に、爽の手が静かに触れる




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