最恐少女 ~伝説の修羅再び~



「ドームに、ですか?」




困惑と疑問を浮かべる柏木に、レオは静かに言い放った。







「修羅の女が、脱走を目的にそこへ向かった。」




「…っ!!」




「あそこでなら、修羅の力を思う存分出せるだろう。



今のうちに、麻生 ななの実力を見ておきたい。」




「し、しかし…」






淡々と言葉を紡ぐレオに、柏木は焦りを隠すことができない。





「実力を試す以前に、早く助けに行かなければ、修羅の娘は死にます…!!」





< 359 / 556 >

この作品をシェア

pagetop